お部屋のアラ探し-大家さん、営業さんに質問
もって来た間取図を見ながら、○・×をつけたり、靴箱・クローゼット・キッチン戸棚、全部あけてチェックします。
チェックポイント-あら探しのツボ
間取図では分からなかったけど、大きなクローゼットの中にはデッカイ柱のでっぱりが有って、ものがあんまり入らない、とかもあります。
間取り図じゃわからない、使いものにならない物件/部屋って、どんなんなの?
と、いう方、これを見ればイッパツでわかる
youtube 一段上を行く家 ギョーテン! 住宅情報!! 小枝不動産
関西ローカルの人気バラエティ番組、よみうりテレビの
発見!仰天!!プレミアもん!!! 土曜はダメよ!の小枝不動産。
「こんなん、どないして住むんやっ、ちゅうねん!!」と、
コテコテの大阪弁でツッコミができる、楽しい"反面教師コーナー"です。
部屋探しスタートの前に絶対おすすめ。(2009/11/3 追記)
だいたい見て、「気に入らない」と思ったら、即、「う〜ん、これはヤメておきます。せっかく連れて来てもらったのにゴメンナサイね」と言ってさっさと次のを見に行きます。
時間がもったいないですからね。
良さそうだったら、もって来た家具リストを見ながら、両手を広げて「ここにベット、机、タンス、棚、パソコン」と、シュミレーションしてみてもいいです。
営業の人に質問
営業の人にも色々質問しましょう。
リフォームはしてくれるのか?
関東では当たり前の壁紙・たたみ・絨毯の張り替えも、関西ではしてないところがまだ多いんです。
私の場合、中古の4軒のうち、2軒だけしか張替えしてくれませんでした。
他の質問。他にはどんな人が住んでるんですか?(大家さんにも聞く)
大家さんも駆けつけて来てくれてるのだったら、
「前はどんな方が住んでらっしゃったんですか?」とか
「カギを新しいのに替えてもらえる事は出来るんですか?」
などと質問してみるチャンスです。
大家さんもそこに来るってことは、ある意味、面接でもあります。
もし、そこを借りることになった場合に備えて、たとえ自分が気に入りのボロボロのジャージの上下を着てたとしても、なんちゃって女子高生の格好をしてたとしても、真面目そうな感じ(=家賃を滞納しそうにない感じ)に振舞いましょう。
あんまり質問が多いと、大家さんが「これは絶対借りてくれる」と、勘違いさせてしまうこともあるので、
「じゃ、他のところも回って来ます。沢山聞かせてもらってありがとうございました。お願いすることになりましたら、その時はよろしくお願いします。」
と言ってあっさりお別れしましょう。
ほんとに気に入って、「これでほぼ決めるぞ」と思ったら、お金のことまで聞いてみる。
あっさりと、真面目に感じに。
「敷金(関西では保証金)か、お家賃は相談出来るでしょうか? これに決めたいと思うんですけど、実際、予算をオーバーしてるんです。
そんな事は出来ないでしょうか?」とか。
これに決めよう、と思った部屋を出たら、車で不動産屋まで一緒に帰って話しを詰めるのもいいし、最寄り駅まで歩いてみるのもいいです。
家賃6万円(共益費込み)として
- 関西のケース
- 保証金: 30万円、退去時引かれる額 : 25万円など
- 関東のケース
- 敷金: 15万円、礼金 : 10万円(共に入居時)など
関西では、家賃の約10ヶ月分を"保証金"として入る前に払い、部屋を出る時にその内のいくらかが返ってくる、という制度になっています。 ワンルームの部屋なら、30-40万くらいです。
帰ってくるのは保証金の約1/4から1/3。 もちろん、物件ごとに金額はバラつきがあって、保証金が○○万円、退去時に帰ってくるのは○○万円、と物件広告の家賃のすぐ下に必ず書いてあります。
又、そこから更に修理費用として色々差し引かれて、結局手元に返ってくるお金はもっと減る、ということも現実にとても良くあります。
関東は"敷金・礼金制度"で、だいたい家賃の3-4ヵ月分を入居時に払います。
新築や築浅などの条件の良い物件は、敷金2ヶ月分/礼金2ヶ月分、築年数が古いなど不人気物件は、敷金・礼金合わせて1ヶ月分、などというところもあります。
どちらの制度が損・得というのではなく、もうこれは西と東の歴史と文化の違いの中から育った固有の制度なので、あきらめて習慣を受け入れてください。
保証金返金交渉をうまく進めるコツ昔は悪徳大家さんの言いなりになってきたけど、最近はだんだんと、「借り手もちゃんと言いたいことを言ったらいいんですよ」という風潮になってきました。
修理費用が10万も20万も引かれていたら、「この修理費用のうち、いくらかは通常費用分ってことで、負けられないでしょうか?」
とか「出る時までキレイがもつようにお掃除頑張ってたんですけど、ダメだったですか?」など、頑張って交渉してみましょう。
相手の方がうわ手で、この場では金額負けてもらえそうにない、と思ったら、
「すいません、いったん話し、持ち帰らせてもらっていいですか? いっぺん人と話して来ます。この金額だけ、メモさせてもらっていいです? 来週の月曜には、連絡させてもらいますので」
と、柔らかな口調で言って見ましょう。
ややこしい話になった時の基本は、その場で決めないで、返事を別の日にさせてもらえるよう、相手にリクエストすること。
それに、「人と話してきます」の一言で、「弁護士とか、消費者生活センターにでも駆け込まれたらイヤやな」と、相手にプレッシャーかける事が出来るかもしれません。
相手が返事の先延ばしOKしてくれたら、「ありがとうございます。じゃ、来週連絡させてもらいますね!」と、かわいくニッコリしたら、相手にイヤに思われないし、自分が損なことにならなくてすみますし。