物件を見る
到着までは周辺の状況をチェック
- 周辺環境
- 建物外観
- 外から見たベランダの様子
- 郵便受け、ゴミ置場は片付いているか
周辺の環境は
現地につくまでの車の中では、営業の人から情報収集をしながらも、外の様子を見ておきます。
にぎやかな下町を通って行くのか、田んぼ道なのか。
テカテカタイルのハデな建物?
着いたら、その建物の外観、パッと見にだまされてはダメ。
テカテカした綺麗なタイル張りのマンションでも、バブル絶頂期(1991-2年)に建てられたのだったら、中の部屋は人が住めないようなシロモノばかり、という事が多いですから。
「人が住めないシロモノ」って具体的にどんなの?(2011.3.3追記)
こんなのです。実際はもっと狭かったかもしれません。1993年の秋のことです、売り物件で出てたので見て行きました。
上図はその売り物件。下は比較に置いた六畳 + 押入れ(畳は85cm x 170cm)。
- 広さ: 玄関、ユニットバス、クローゼット、キッチン全てふくめて約13平米
- 流し台に冷蔵庫(電子レンジくらいの)が組み込まれていた。
- ベッドがおけそうになかった。
- ベランダも狭い
- エントランスだけ豪華(ギリシャ彫刻、滝など。)
新築未入居で、マンションの半分ほどが空きのようでした。値段は一千万円。
小さく区切ったワンルームで「数を(たくさん)売って儲けよう」と、1990年頃(バブル期)に何億も払って建てたんでしょう。あわれなもんです。
これでは即却下です。「いくらなんでもこれじゃ住まれへんわぁ〜、こんなん造ったらあかんわぁ〜」
と仲介の営業の子に言っておきました。彼も同感のようでした。
バブルって、ほんとになんであんなにパカなんだろう。
ベランダは外からどう見えるか
部屋の中に入る前に、建物をぐるっと一周してもいいです。ベランダ側が、外から見たらどうなってるか、結構重要ですから。
郵便受け、ゴミ置場は散らかってないか?
次は1階玄関ホール。郵便受けのあるところです。
ポスト回りがビラでちらかってる物件は、部屋が良くても私は契約しません。
ワンルームマンションは結構、ビラで散らかるんですけど、大屋さんがいい人のところは、マメに片付けてくれます。
それに、ビラをそこに放っていく人がたくさん住んでるマンション、ということは、住んだ後に住民同志で何があるかわかったもんじゃありません。
部屋の中を見る
部屋の前に来ました。
関東は二重カギが多いですが、関西はまだまだです。 これから建つ物件は二重カギのところが増えてくると思います。
ドアをあけて、中を見ます
私はまず、カーテンを全部あけます。
明るい方が傷も見つけやすいし、外がどうなってるか分かるからです。
いい部屋だったのに、ベランダのすぐ下が墓地だったから、迷ったけどあきらめた、というのを私は実際に体験しました。
部屋にはいったら家具が全然ないから、スゴク広々として見えて、「うわぁー、広〜い」なんて感激してる間に、営業の人の口車に乗せられてうっかり契約、なんて事もあります。
広く見えるのはタダの錯覚。
感動していないで、さっさとアラ探しをしましょう。